2021年08月05日

すべての道に感謝

すべての道に感謝

自然と共生する

 新しいステージにチャレンジする時
必ず犠牲になる物がある。

 そういう形が、悩ましい問題である事は
十分に理解している。

 それを理不尽だと片付ければ
それは、それで当然だと言えば
そうなのだと言う事も理解はできる。

 世の中は、不条理がたくさんあることも
徒歩の旅では、教えられる事が多々ある。

 奄美大島に人生初上陸したのは
国道58号徒歩の旅だった。

 沖縄本土復帰と共に誕生した
国道58号。

 昭和47年5月15日に沖縄県が
戦後27年の米国占領下から解放された
本土復帰の日に、琉球政府道一号線から
国道58号が誕生した。

 当初は、鹿児島市と沖縄本島だけの
国道であったが、その2年後種子島
奄美大島にあった鹿児島県道が
昇格して鹿児島、種子島、奄美大島、
沖縄本島と繋がった国道58号は、
別名「海の国道」として国道の起点から
終点までの距離としては日本一になった。

 奄美大島の瀬戸内町にこの島の
国道58号終点の地に記念碑がある。

 県道から国道に昇格した
25周年を記念した石碑には
「すべての道に感謝」と刻まれている。

 沖縄で生まれ育った塩ちゃんにとって
物凄く深い思いを感じた石碑である。

 奄美大島の南北を縦断する
国道58号を2日かけて歩いたが
とても素晴らしい自然を感じる
道路だった。

 奄美大島の中心地である名瀬市も
通っているが、繁華街から離れた
場所にあり奄美大島の国道58号は
とても道の味を感じる事ができる。

 奄美大島の国道58号は、
とにかくトンネルが多く勾配の
激しい国道なのである。

 山の風景と海の風景が重なっており
日本の国道では、最高のロケーションだと
言える。

 奄美大島出身の友人に聞いた事があるが
島民にとっての国道58号の歴史を知る
者としては、
「すべての道に感謝」と書かれた
石碑は、まさしく島民すべての気持ちだと
教えられた。

 SDGsとか世界自然遺産だとか
言葉が先行するが、奄美大島、徳之島
沖縄島、西表島にとって世界自然遺産登録は
大変奥深い事だと塩ちゃんは理解している。

 沖縄県民の一人として塩ちゃんは
声を大にして言いたい奄美大島、喜界島
以南の与論島までは、その昔琉球王国の
同胞でありその事実を忘れず
真実を学ぶことを大切にしませんか?


同じカテゴリー(元号またぎ58号線徒歩の旅)の記事
海の国道R58
海の国道R58(2022-10-21 19:39)

国道58号と花ちゃん
国道58号と花ちゃん(2022-01-20 16:38)

夢を諦めない
夢を諦めない(2021-04-01 20:02)

国道58号と政治家
国道58号と政治家(2021-03-29 10:42)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。