2024年09月01日
小さな幸せだけど

この日の日の出
生かされている事を実感する日々
7月に満61歳の誕生日を妻と過ごして
2回目となる新しい9月を迎えられた。
昨年末から体調バランスが弱まって
妻に勧められ思い切って環境を変えた。
振り返ると妻は、当初から
反対していたが、言われ続け悩み続け
いたずらに時間が過ぎていた。
しおちゃんの60歳は、そんな時間だった。
一年は、我慢しようと思っていたが
耐え切れず9か月でリタイアし50代になった時に
将来を見据えて週末農業体験をしてきた。
現在は、毎朝4時半に起床して
畑に通っている。
成人式の記念撮影を一緒にした
親友がその年のクリスマスに自ら死を選択して
黄泉の国に逝ってしまった。
この年を迎えるまで多くの人の
死に接してきた。
病に侵され悲痛な言葉を訴えた
40代で旅立った女性。
還暦を向かたばかりの先輩が
病床で抗がん剤のあまりの激痛に
「何とかしてくれないか?」
と言われた奥さんが
「乾坤して初めて主人の弱音を聞いた」
と奥さんの言葉。
前日まで元気だった声を聞かせていた
突然の海難事故で旅立った親父。
ベッド脇で見守る家族全員から
「ありがとう」の大合唱のなか臨終を迎えた
義母との別れ。
出勤する娘をソファーに佇みながら
見送った姿で息を引き取った尊敬する
人生の元職場の上司。
実家に来ていた娘家族を見送った後
寝たきりの妻の布団を見直し自分の布団で
そのまま永遠の眠りについた人生の大先輩。
人それぞれの生き方があるように
黄泉の国の旅立ちも人それぞれなのである。
しおちゃんは、大事世界大戦で
地上戦を体験した昭和時代に生まれたが、
生を受けてからこれまで一度も戦争を体験した
事が無い。
1999年の世紀末に結婚して
新世紀を迎え平成に生まれた二人の子供は
まったく戦争とは縁のない時代に生まれた。
二人とも順調に成長したお陰で
娘は自身の夢だった海外生活を叶え
仕事は勿論の事、一年の間にプライベートでは
韓国、台湾、ベトナム、スリランカ、タイ国内の
色んな場所を旅している。
国公立を目指していた息子は、
自身の志望校だった県外の大学に一浪の末
夢を叶え自炊をしながら単身生活を満喫している。
しおちゃんの時代とは違い
Lineのお陰で、無料で子供たちと毎日のように
連絡を取り合っている妻から近況を耳にしている。
成長を重ねる子供たちのお陰で
しおちゃんは、人生二度目の
新婚生活をエンジョイしている。
妻には、まだまだと言われそうだが、
夫婦コミュニケーションは深まっていると
自画自賛しているが、たまに
「私の話、聞いている」と妻によく言われる。
夏休みで、帰省している息子と三人で
妻と外食をしたが、チャンスとばかりに
息子とタッグを組み口攻撃を仕掛けられても
心地よい気分を味わえていた。
今月は、人生三回目の富士登山と
夫婦で初めての台湾旅行を計画している。
平和の世の中の恩恵を受けながら
家族4人はそれぞれが自分の好きなことを
している。
子育てを卒業した妻は。
英会話レッスンに励んでいる。
お陰様で、誰一人として
心身を侵される事無く健康に生活している。
それぞれの悩みがあっても
お互いで支えることが出来ていると思っているが、
全て太陽の様に家族を見守ってくれている
妻のお陰だと感謝している。
「健康一番」「自分の家族が一番」を
心に刻みながら生かされている事を実感する
Posted by しおちゃん at 20:00│Comments(0)
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