60代の夢

しおちゃん

2024年01月21日 17:41


八雲町の朝陽(2022年6月5日4:17撮影)
憧れ〜妄想〜夢〜目標〜実現

 20代で読んだ本の中で
出会った著者の行動に影響を受けて
憧れた沖縄本島一周。

 彼は、走って達成したが
歩いてなら自分でも出来るかも
しれないと思った。

 本を読んだ当初は、憧れが強くて
お酒の席や普段の雑談の中でも
いつの日か沖縄本島を歩いてみたいと
よく口にしていたが、妄想のように
語っていたかもしれない。

 ひょんなきっかけで、辺戸岬から
那覇の自宅まで歩けるか挑戦した。

 辺戸岬から辺土名の中心街まで
約17キロあるけどそこまで歩けるかな
と漠然とした気持ちのままスタートしたが
この日は、大宜味村喜如嘉まで歩けた。

 自宅から名護の道の駅までは、友人に
送ってもらいそこから辺戸岬までは
当時今帰仁に住んでいた親父に
送ってもらった。

 その日は、親父の家に泊まる予定だったので
歩き終えたら迎えに来てもらう約束をしていたので
もっと歩ける余裕があったのだけど親父に
催促されてこの日の歩きは喜如嘉までとなった。

 ただ漠然とどこまで歩けるかの挑戦が
国頭西海岸の風景を自分んで解説しながら
ビデオ撮影をしていたが、いつの間にか
自分の心境を語り始めているうちに
昔読んだ本の内容を思い出し
歩いて沖縄本島一周を決断していた。

 思いを確立するために何名かの
友人に電話を入れてその決断を
打ち明けた。
 絶対にやり遂げたかったので
「有言実行」をするんだと自分を
追い込んだ。

 43歳で始めた沖縄一周一人歩きは、
一周どころか5回も完歩することができた。

 辺戸岬を出発して1カ月後に
日本縦断徒歩の旅を65歳で達成した
男性の講演会を拝聴した。
 
 まだ沖縄一周も達成してもいないのに
しおちゃんは、自分もいつの日か
挑戦してみたい気持ちを抱いていた。

 65歳で日本縦断を達成した男性は、
脳梗塞を患い回復したばかりで
70歳になっていたが、昨日の出来事の
様に徒歩の旅の模様を語っていた姿に
強く影響を受けていた。

 講演会で購入した男性の著書を
何度も何度も読んだ。

 国頭村奥に建立されている
国道58後線の石碑に出会い
いつの日か鹿児島市の起点から
種子島〜奄美大島〜沖縄本島に繋がる
全長を歩いてみたいと思いを巡らせた。

 2007年1月6日に辺戸岬をスタートした
沖縄一周は、7月30日に達成できた。
 週末だけの一人歩きは、28日間の旅だった。

 その年の9月30日に辺戸岬の絶壁で
釣りをしていた親父は高波に拐われて
帰らぬ人なった。

 遺品の手帳やノートから
親父が、自分の思いとか家族に対する
思いが綴られていた。

 日記ではないけど親父の素直な気持ちで
書かれた文章に影響を受けて日記でも
書き始めようと思ったが、継続する自信が
ないことを後輩に相談するとしおちゃんの為に
開設してくれたブログが現在まで継続することが
できている。

 ブログ開設時にプロフィールに
しおちゃんの夢を作成した。
①日本縦断徒歩の旅達成
②国道58号を歩く
③四国巡礼を歩いて達成
④戦前沖縄にもあった鉄道社会の復活

 途中色々追加して達成した
①富士山登山
②47都道府県を旅する
③弓道・書道・農業・座禅を始める

しおちゃんの夢は、公言することで
ほとんど達成することができた。

 鉄道社会の復活は自分一人の力では
どうにもならないと承知してはいるが
諦めずに言い続けたいと思っている。

 四国巡礼の旅は、日本縦断を
達成した時点で65歳以降まで
封印することに決めた。

 歌手の財津和夫氏が作詞作曲した「青春の影」
のフレーズにある言葉を優先する事にした。
『自分の大きな夢を追う事が
一までの僕の仕事だったけど
君を幸せにするそれこそが
これからの僕の生きるしるし』

 今年結婚25周年の銀婚式を
迎えられる。

 我が家は、娘と息子の二人の子宝に
恵まれたが妻からすると大きな息子を
含めた三人の子供がいる。

 2029年に結婚30周年を迎えるが
順調にいけば、現在大学生の息子も
就職をしており完全に子育てを卒業している。

 しおちゃんは、1999年に結婚の誓いをしたが、
妻の母の希望で神社形式の結婚式だった。

 しおちゃんの60代の大きな夢が
結婚30年の真珠婚式を二人だけで
海外の教会で挙げる事だ。

 人間の還暦が60歳だとすると
その半分の30年は結婚人生の
還暦でないかと考えている。

 60年の還暦同様に
結婚人生の還暦も新しい
人生スタートを迎えるために
プロポーズから始めたいと思っている。

 海外に行く時間が取れなかった場合
しおちゃんの人生でただ一つだけ
縁のある県内の教会になるかもしれない。

 結婚30年を迎えたときの
妻の気持ちを最優先にしたいと思う。

 60歳で迎えた初めての新年は、
インフルエンザ罹患で10日からの
スタートとなり15日は歯痛が発生し
50代では一度もなかった虫歯治療を
体験した。

 しおちゃんを見守る神様が、
あなたも60代を迎えたのだから
これまでの様な身体を酷使する
歩き方ではなく自分の身の丈にあった
歩き方を心がけなさいと暗示された
のかもしれない。

 神の声の代弁者は妻だと
自分に言い聞かせこれからは
妻の言いつけを守り大人の階段を
確実に一歩一歩踏み出して
真珠婚式で新たな結婚人生を
歩んで元気な70代を迎えることが
これからの大きな目標にしたい。

 大病に襲われることなく
還暦を迎えられたと思っていたが、
まさかの人生初となる寝正月体験は
しおちゃんに対する戒めだと思っていたが、
それでも理解力に欠けるしおちゃんに
神様は虫歯治療で念押しをした。

 持ち続けている悩ましい問題を
解決できずにいるしおちゃんの心に
妻が、グサッとくる一言を放った
「懲りたんじゃない」

 50代で達成できなかった目標が
「寡黙な男」だったその事を
しおちゃんの姉御に相談すると
環境を変えないと無理だと教示された。

 50代最後の目標は断捨離だった。
本棚にあった本も10分の1になった。
 人間関係の断捨離も敢行しようとしたが
誤った道に進もうとしていたが、
親友や妻に嗜めれた。

 断捨離ではなく距離感を図ることだと
自分の中で決めることだと思っていたが
中途半端になっている事を妻や姉御や
親友の生き様から学んだ。

 人間自分の都合の良い方向に
言い訳で逃げようとするが
それはそれで間違いではないが、
敗者の言い訳ではなく勝者の言い訳に
なることで「失敗は成功の素」となる。

 60代は、これまで以上に
石橋を叩いて渡ることが肝要だと思う。

 弱っている自分から逃げていると
傷の舐め合いになるか人の悪口を口走る
傾向になってくるけど自分の弱さを
相談する相手を間違わなければ
自分の心を見失うことはないと思う。

 自分の人生の最大の主人公である
自分自身の決断が夢多きしおちゃんの
背中を押してくれると信じて。

https://shiokawa.ti-da.net/e12471620.html
『感素信許忘水』
by しおちゃん

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