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2023年12月19日

海星カトリック教会

海星カトリック教会
還暦同窓会⑩

 幼稚園から小学校2年生の二学期まで
学んだ学校法人カトリック学園海星小学校は
日本最南端のミッションスクールとして
琉球政府時代に設立された。

 今回の還暦同窓会に出席して
しおちゃんの同級生達が7期生だと
初めて分かった。

 当時の記憶引き出しの奥にある
箱を開けてみた。校門を抜けると右手に
独立した建物の教会があり斜めに
歩くと横に長い二階建ての校舎があった。

 1生年から6年生までの教室と
職員室と調理室か実験室のような
部屋があって2階に図書館があった光景を
おぼろげに記憶している。

 これまでの人生で、しおちゃんは一度も
宗教に属したことは無いが6歳〜8歳までの
期間が唯一キリストカトリックに関わった。

 還暦まで生きていると何度か様々な宗教の
会派から勧誘を受けた事があるが
心が揺れ動いた事は、一度もなかった。

 宗教が嫌いではなく幸せになる階段は
いくつもあって人それぞれでの選択で
宗教は信じるものだと思って生きてきた。

 しおちゃんは、琉球政府時代に
那覇市で生を受け石垣島、沖縄島、宮古島で
それぞれの地で過ごした。

 宮古島で高校を卒業したので、
出身地は宮古島となっているが、
心の原風景がふるさとになるとしたら
石垣島のイメージが色濃く残っている。

 日本列島を沖縄から北海道宗谷岬まで
自分の足で歩き47都道府県を旅した経験から
しおちゃんは石垣島でも宮古島でも沖縄島に
ルーツを持つ日本人だとする意識が段々と
芽生えている気がする。

 還暦を迎えてもしおちゃんの人間としての
成長は未だ未だだと実感もしている。

 今回の還暦同窓会は、しおちゃんにとっては
新たな人生のスタート地点に立っていた。

 幼少時代にイエスキリスト、マリア様と
教育されてきたが、両親も親戚の誰一人として
縁もゆかりもない宗教だった。

 しおちゃんは、そんな環境でカトリック学園に
通っていたのだが、純粋無垢な少年はシスターや
神父様の発する立ち居振る舞いと言葉を信じていた。

 同窓会では、聞けなかったが卒業して
カトリックの洗礼を受けた人が居るのか
興味を持ったがそれはしおちゃんの好奇心として
心に閉まった。

 学園時代の様に食事の前に祈りを捧げるのかな
とも思ったがそれはなく不幸にも亡くなった
同級生のご冥福を祈る黙祷から同窓会が始まった。

 しおちゃんの記憶にはないが、同窓会に
招待された3名の恩師の一人に教会の朝のミサは
明日もあるのですか?と尋ねると月曜日から
土曜日の6時半にはあると言うので翌日の
早朝教会に行くと本当に来たんだねと言われた。

 訳も分からず言われるがまま純粋に
祈っていた少年とは違いこの日のしおちゃんは、
祈ることよりもその場の雰囲気と参加者が唱える
聖書の中身ではなくタイムマシーンに乗っている
気分になっていた。
 
 現在の住所を先生に聞かれたので
答えるとそこからだと一番近い教会はと
教えられた。

 何度もそこはい良いよと言われたので、
しおちゃんは海星の教会だから参拝したのであって
ここ以外の教会には、興味がありませんと
丁寧に断った。

 小学校時代、床の上に正座をして祈りを
捧げたようにいつの日か海星の教会で開催される
クリスマスミサに参加しようかなと呟くと
反応する先生が可愛らしくも感じた。


 還暦同窓会Ⅺに続く海星カトリック教会
ペトロ神父


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Posted by しおちゃん at 08:06│Comments(0)ふるさとの風景
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